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ベンツ買取の手続きを完全ガイド|必要書類から流れ、注意点まで網羅解説

メルセデス・ベンツの売却を考えたとき、「手続きが複雑そう」「必要な書類は何だろう」「高価な車だからこそ、損をせずスムーズに売りたい」といった不安を感じる方は少なくありません。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消します。ベンツの買取手続きは、 5つのステップと必要書類を事前に把握すれば、誰でも安心して進めることが可能 です。

なぜなら、売却のプロセスは基本的に定型化されており、各段階で何をすべきかが明確になっているからです。しかし、大切な資産だからこそ、注意すべき点を押さえておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、本来得られるはずの価値よりも低い価格で手放してしまったりする危険性もあります。

この記事を読めば、査定の申し込みから買取金額の入金までの具体的な流れ、普通自動車と軽自動車で異なる必要書類の一覧と入手方法、そしてローンが残っている場合の対処法や法律に関わる注意点まで、 ベンツの売却に必要な全ての知識が手に入ります。

最後までお読みいただくことで、あなたの愛車であるベンツを、納得のいく形で、安心して次のオーナーへつなぐための準備がすべて整うでしょう。

【免責事項】

この記事で紹介する情報は、2025年10月時点のものです。法律の改正や行政手続きの変更により、必要書類や手続きの内容が変わる可能性があります。売却手続きを進める際は、必ず買取業者や関係機関にご確認ください。

ベンツの買取手続きは5ステップ!査定から入金までの全流れ

メルセデス・ベンツの売却は、難しく考える必要はありません。全体の流れは、大きく分けて5つのステップで進みます。この流れをあらかじめ頭に入れておくだけで、次に何をすべきかが明確になり、落ち着いて手続きを進めることができます。

中古車業界では、残念ながら契約後に査定額を不当に下げる「二重査定」といったトラブルも報告されています。

出典)中古車売却で最大の不安は「契約後の査定額変更」。8割が“金額の…

こうしたリスクを避け、スムーズな取引を実現するためにも、まずは全体像をしっかりと掴んでおきましょう。

STEP 1

必要書類の準備

車検証や自賠責保険証など、売却に必要な書類を確認・準備します。

STEP 2

一括査定申し込み

複数社に査定を依頼し、査定日を調整。高価買取の第一歩です。

STEP 3

実車査定と交渉

査定士による車両チェックに立ち会い、買取価格の交渉を行います。

STEP 4

契約と車両引渡し

価格に納得したら売買契約を締結。車両と書類を引き渡します。

STEP 5

名義変更確認と入金

名義変更の完了を確認し、指定口座への買取金額の入金を待ちます。

ベンツの買取手続きで揃えるべき必要書類一覧と入手方法

ベンツの売却手続きを円滑に進める上で、鍵となるのが必要書類の準備です。書類に不備があると、名義変更ができず、手続きが滞ってしまいます。ここでは、必ず必要になる書類と、状況によって追加で必要になる書類に分けて、それぞれ詳しく解説します。

必ず必要になる書類(自動車検査証・自賠責保険証明書など)

普通自動車の売却では、以下の書類が基本的に必要となります。軽自動車の場合は一部書類が異なりますのでご注意ください。ほとんどの書類は、買取業者が用意する委任状や譲渡証明書を除き、すでにお手元にあるはずです。

自動車検査証(車検証)

車の身分証明書ともいえる最重要書類。所有者情報などが記載されています。
入手元: 車両購入時・車検時に交付

自賠責保険証明書

法律で加入が義務付けられている強制保険の証明書です。
入手元: 加入保険会社

自動車税納税証明書

毎年の自動車税を納めていることを証明する書類です。
入手元: 金融機関等(紛失時は税事務所)

印鑑登録証明書

実印が本物であることを証明する公的な書類です。
入手元: 市区町村役場(発行後1〜3ヶ月以内有効)

実印

譲渡証明書や委任状など、法的な書類への押印に使います。
入手元: 事前に役場で登録したもの

リサイクル券

廃車費用を事前に預託したことを証明する書類です。
入手元: 車両購入時に交付

委任状・譲渡証明書

名義変更手続きを代行依頼したり、所有権を譲渡したりするために使います。
入手元: 買取業者が用意

出典)車売却時の必要書類は?入手・再発行方法や追加書類が必要なケースを解説 – カーセブン

出典)車の売却に使う書類「委任状」とは? その他の必要書類や記入方法も解説 – カービュー 車買取

状況に応じて必要になる書類(所有権解除書類・住民票など)

車検証に記載されている情報と現在の状況が異なる場合、その変更を証明するための追加書類が必要になります。

車検証の住所と現住所が異なる場合

転居が1回の場合: 前の住所が記載されている「住民票」が必要です。

転居が2回以上の場合: 住所の履歴を追うため、「戸籍の附票」または「住民票の除票」が必要です。

車検証の氏名と現在の氏名が異なる場合

結婚などで姓が変わった場合は、旧姓と現姓のつながりを証明するために「戸籍謄本」が必要です。

車の所有者が本人でない場合(ローンで購入した場合など)

ローンで購入した車は、車検証の所有者欄がディーラーや信販会社の名前になっていることがあります。この場合、ローンを完済した上で、所有者である会社から「所有権解除書類(完済証明書、譲渡証明書、委任状など)」を取り寄せる必要があります。

書類を紛失した場合の再発行手続きと問い合わせ先

大切な書類を万が一なくしてしまっても、再発行が可能ですのでご安心ください。ただし、手続きには時間がかかる場合もあるため、紛失に気づいたら早めに手続きを始めましょう。

紛失した書類
再発行の場所・機関
手数料(目安)

自動車検査証(車検証)
管轄の運輸支局
300〜350円

自賠責保険証明書
加入している保険会社
無料が一般的

自動車税納税証明書
都道府県税事務所
無料(車検用途の場合)

リサイクル券
原則再発行不可。「自動車リサイクルシステム」サイトで預託状況を印刷すれば代用可能。

ベンツ買取で損しないために!手続き前に確認すべき注意点5選

メルセデス・ベンツのような高価な資産を売却する際には、思わぬトラブルを避け、正当な評価額で取引を完了させるために、いくつか注意すべき重要なポイントがあります。ここでは、特に確認しておきたい5つの注意点を詳しく解説します。

注意点1:ローン残債がある場合は完済・所有権解除の手続きが必要

自動車ローンが残っている場合、車はあなたの所有物ではないため売却できません。まずローンを完済し、「所有権解除」の手続きが必要です。多くの買取業者では売却代金を返済に充てる手続きを代行してくれるので、正直に相談しましょう。

注意点2:ディーラー下取りと買取専門店のメリット・デメリットを比較する

「下取り」は手間が少ないですが、査定額は低い傾向にあります。「買取」は手間がかかるものの、高く売れる可能性が高いです。特にベンツのような輸入車は、専門知識が豊富な買取専門店のほうが高値を期待できます。

注意点3:自動車税やリサイクル券の還付に関する取り扱いを確認する

年度途中で売却した場合、未経過分の自動車税相当額は買取価格に上乗せされるのが一般的です。リサイクル預託金も同様に返金されます。契約時にこれらの取り扱いがどうなっているか、必ず確認しましょう。

注意点4:修復歴や不具合は正直に申告しないと契約不適合責任を問われる

修復歴などを故意に隠して売却すると、後に「契約不適合責任」を問われ、損害賠償などを請求されるリスクがあります。査定士はプロなので、正直に申告することが後のトラブルを避ける最善策です。

注意点5:売却後の名義変更が完了したかを必ず確認する

名義変更が完了しないと、法的な所有者はあなたのままです。税金や交通違反のトラブルに巻き込まれないよう、契約時に「名義変更後に新しい車検証のコピーを送ってもらう」約束をしておきましょう。

手続きがスムーズな優良買取業者の選び方と4つの比較ポイント

メルセデス・ベンツの価値を正しく評価してもらい、安心して手続きを任せられる優良な買取業者を選ぶことは、売却を成功させるための最も重要な要素です。ここでは、業者選びで失敗しないための4つの比較ポイントをご紹介します。

ポイント1:ベンツなど輸入車の買取実績が豊富にあるかを確認する
まず確認すべきは、その業者がメルセデス・ベンツのような輸入車の買取実績を豊富に持っているか どうかです。輸入車は国産車と異なり、モデルやグレード、オプション装備によって査定額が大きく変動します。専門知識のない業者では、その価値を正しく見抜けず、一般的な相場観だけで低い査定額を提示されてしまうことがあります。ベンツの買取実績が豊富な業者は、どのモデルが人気か、どんな装備に価値があるかを熟知しています。私たち 株式会社クラシックは、創業から25年以上にわたり、メルセデス・ベンツをはじめとする輸入車の販売・買取に特化 してきました。長年培ってきた専門知識と経験で、あなたの愛車の価値を細部まで正確に評価します。
ポイント2:販売ルートが多様で高価買取が期待できる業者を選ぶ
買取業者が提示できる査定額は、「その車をいくらで再販できるか」に大きく左右されます。販売ルートが業者専門のオートオークションしかない場合、中間マージンが発生するため、買取価格は低めに抑えられがちです。一方で、買い取った車を自社で直接販売する店舗を持っていたり、品質の高い日本の中古車に人気が集まる**海外への輸出ルートを持っていたりする業者は、より高く再販できるため、その分を買取価格に反映できます。**多様な販売チャネルを持つ業者を選ぶことが、高価買取につながる鍵となります。
ポイント3:契約内容や手数料について丁寧に説明してくれるかを見極める
査定額の高さだけでなく、 契約内容の透明性も非常に重要 です。契約書の内容や、名義変更などの手続きにかかる手数料、キャンセルする場合の条件などについて、あなたが納得するまで丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。特に、中古車業界で問題となっている「契約後の不当な減額」をしないと明言しているかは、その業者の誠実さを見極める大きなポイントです。**私たち株式会社クラシックでは、お客様との信頼関係を第一に考え、一度ご提示した査定額を後から引き下げることはありません。**安心してご相談ください。
ポイント4:利用者の口コミや評判が良く、顧客対応が誠実かをチェックする
実際にその業者を利用した人の声は、非常に参考になります。インターネット上の口コミサイトなどで、 「査定の対応が丁寧だった」「入金がスムーズだった」といった具体的なコメント を確認しましょう。また、**JPUC(日本自動車購入協会)**のような、業界の健全化を目指す団体に加盟しているかどうかも、信頼できる業者を見分けるための一つの目安になります。誠実な顧客対応を徹底している業者こそ、あなたの大切なベンツを安心して任せられるパートナーです。

メルセデス・ベンツの売却は、私たち専門家にお任せください。

私たち株式会社クラシックは、長年の経験を持つ輸入車のプロフェッショナルとして、あなたの愛車の価値を最大限に評価することをお約束します。手続きに関するあらゆるご不安にも、専門スタッフが丁寧にお応えします。

私たちの専門的な査定にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、こちらの無料買取査定フォームからお気軽にお問い合わせください。あなたの愛車の価値を、私たちが責任をもって見出します。

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ベンツの買取手続きに関するよくある質問

Q

手続きにはどれくらいの時間がかかりますか?

最初の査定申し込みから、最終的な入金確認まで、全体で1週間から2週間ほどを見ておくと良いでしょう。査定そのものは30分〜1時間程度で終わりますが、必要書類の準備、特に紛失した書類の再発行には時間がかかる場合があります。契約と車両の引き渡しが終われば、入金までは通常2〜7営業日です。

Q

委任状や譲渡証明書は自分で用意する必要がありますか?

いいえ、買取専門業者に売却する場合は、業者が用意してくれます。お客様に行っていただくのは、用意された書類の内容を確認し、署名と実印の押印をしていただくことです。個人間で売買する場合はご自身で用意する必要がありますが、その際は国土交通省のウェブサイトから書式をダウンロードできます。

Q

売却後に自動車保険(任意保険)の解約手続きは必要ですか?

はい、必ずご自身で手続きが必要です。車を手放したら、加入している保険会社に連絡して、解約または中断の手続きを行ってください。もし、将来また車に乗る可能性があるなら、「中断証明書」を発行してもらうことを強くおすすめします。この証明書があれば、現在の保険等級(割引率)を最大10年間維持でき、次に保険に加入する際に有利になります。

Q

ベンツの純正オプションやカスタムパーツは査定額に影響しますか?

はい、大きく影響します。特に純正オプションはプラス査定の重要なポイントです。

純正オプション : パノラミックスライディングルーフや本革シート、AMGラインなど、新車購入時にしか付けられないメーカーオプションは中古車市場で非常に人気が高く、 査定額を大幅にアップさせる要因 になります。

カスタムパーツ(社外品) : BRABUSなどの有名チューナーブランドのパーツはプラス評価につながることもありますが、一般的な社外パーツや個性的なカスタムは、逆に査定額が下がる原因になることが多いです。基本的には、純正の状態が最も高く評価されます。もし純正パーツを保管している場合は、査定時に必ず伝えましょう。

著者:江端 洋光

マーケティングディレクター

大学卒業後、約10年にわたりサービス開発・運用業務に従事。その後、営業部門へ異動し、顧客への直接的な価値提供に携わる。株式会社クラシックでは、中古買取におけるインターネットマーケティングの支援を中心に活動、その他不動産、ブライダル、EC、各種BtoB事業など、多様な業界において300を超えるウェブサイトの支援経験も積んでいる。豊富な運用実績に基づき、読者の皆様の集客課題解決に貢献できる情報をお届けします。

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