ベンツの買取を9月に進めるべき?相場動向とトラブルを防ぐ売却の選択肢 | 輸入車専門店クラシック | メルセデスベンツ・AMG・ポルシェを中心とした欧州車からハマーH2などのアメ車までラインナップ

ベンツの買取を9月に進めるべき?相場動向とトラブルを防ぐ売却の選択肢

9月のベンツ買取は需要が高い時期にあたり、売却先の見極めが重要です。自動車業界の半期決算期に重なるため、市場全体の車の流通が活発になります。決算期は買取を強める傾向があり、需要に応じた取引を見込めます。相場動向を正しくつかみ、二重査定などのトラブルを防ぐ選択肢を知ることが大切です。

【免責事項】本記事の内容は作成時点の客観的なデータや法令に基づいています。実際の査定価格や法令の適用は、個別の車両の状態や最新の制度によって変わる可能性があります。

ベンツの買取相場が9月に変動しやすい理由と市場の背景

9月は自動車業界の半期決算期にあたり中古車需要が高まる傾向

9月は多くの自動車ディーラーや中古車買取事業者にとって、目標達成や在庫の最終調整を行う「半期決算期」にあたります。この時期は業界全体の流通量が著しく増加し、活発な取引が行われる構造が存在します。日本の業界団体である一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)が公表した中古車登録台数の統計を紐解くと、例年 9月は前月と比較して取引意欲が高まることが実証されています。

この活発な流通状況は、国内の輸入車新規登録台数の推移によっても裏付けられています。日本自動車輸入組合(JAIA)のデータによると、2025年9月度における外国メーカー車の輸入車新規登録台数は26,274台を記録し、前年同月の23,335台と比較して12.6%の増加を達成しました。この活発な輸入車市場において、メルセデス・ベンツは安定した市場シェアと地位を誇り続けています。同月のメルセデス・ベンツの新規登録台数は5,501台に達し、外国メーカー車全体の13.58%を確保してブランド別新規登録台数ランキングの首位に位置しています。決算期において、買取事業者が市場流通性と人気の高いメルセデス・ベンツの在庫を確保しようとする動きは、査定の積極性や提示価格の交渉余地を拡大させる要素となっています。

表:2025年9月度 外国メーカー車 新規登録台数統計(上位抜粋)

順位
ブランド名
2025年9月度 新規登録台数(台)
市場シェア(%)
対前年同月比(%)

外国メーカー車 総計
26,274
100.00
+12.6

1
メルセデス・ベンツ
5,501
13.58
97.6

2
スズキ(逆輸入車)
6,027
14.88
150,675.0

3
BMW
3,932
9.71
106.2

出典:日本自動車輸入組合『2025年9月度輸入車新規登録台数(速報)』https://www.jaia-jp.org/cms/wp-content/uploads/202509NewCarNews.pdf

出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会『年別 中古車登録台数』https://www.jada.or.jp/files/libs/6577/202601141035279358.pdf

市場の需給バランスや為替動向もベンツの買取価格に影響を与える要素

高級輸入車の買取価格は、9月という季節要因に留まらず、新車の供給状況、原材料費に伴う新車価格の変動、為替相場の動き、さらには海外市場における輸出需要といった複数の要因が連動して決定されます。特に、国内の中古車価格に下支えの効果をもたらしているのが海外輸出需要の存在です。

日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)の統計によると、2025年4月から9月における日本の中古車輸出台数は前年同期比15.1%増の87万653台を記録し、堅調な推移を見せています。

日本国内で使用されたメルセデス・ベンツなどの輸入車は、走行環境の良さやメンテナンスの質の高さから海外市場で高い評価と信頼を得ており、主要な仕向け地への輸出が継続しています。

アラブ首長国連邦(UAE)やタンザニアなど、成長の活発な地域への輸出が市場全体の流通を牽引しています。

国内における決算期の流通活発化という要因と、グローバルな需要増という経済動向が合流することで、9月前後におけるメルセデス・ベンツの資産評価は底堅い需給バランスに支えられています。

出典:日本中古車輸出業協同組合『中古車輸出統計』https://jumv.net/basic_knowledge_usedcar_export/export_statistics/

9月にベンツの買取・査定を依頼するメリットと知っておくべき注意点

決算期の売却は査定額の交渉が比較的スムーズに進みやすい

自動車業界の半期決算期である9月に車両の査定を受けるメリットは、買取業者側の営業組織が仕入れを強く求めている点にあります。

多くの買取店では月間および半期ベースで仕入れの目標が設定されており、この目標を達成するために、営業現場には通常期よりも柔軟な決裁権が付与される傾向があります。

売却を希望するオーナーに対して、競合他社へ案件が流出することを避ける目的で、初期段階から高い価格設定を提示する状況が生まれやすくなります。

結果として、時間をかけて価格交渉をすることなく、納得のいく査定結果を早期かつスムーズに引き出しやすい取引環境が整っています。

自動車税の月割り還付や手続きの透明性を事前に確認することが重要

車両の売却実務において、金銭的な不利益を避けるために確認しておくべき事項が「自動車税種別割」の扱いです。自動車税は毎年4月1日現在の登録所有者に対し、翌年3月までの1年分の税金がかかる仕組みです。年度途中に運輸支局で車両登録を消去する「抹消登録」を行った場合は、都道府県税事務所から未経過月数に応じて自動的に月割りで税金が還付されます。

しかし、通常の売買契約による売却は「名義変更(移転登録)」に分類されるため、行政から直接お金が戻ってくる制度はありません。そのため、一般的な中古車取引においては、売却完了月の翌月から3月までの未経過分に相当する金額を、買取業者が査定金額に上乗せして補填する形で精算を行うのが商習慣となっています。一部の業者においては、この税金の返還について説明を省き、査定価格に含めていると曖昧に伝える場合があります。取引の透明性を確保するためには、提示された査定書の中に、車両本体価格と自動車税の未経過相当額が個別の項目として分けて記載されているか、あるいは別途支払われる旨が明記されているかを確認することが自己防衛策となります。

出典:東京都主税局『自動車税種別割』https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shitsumon/automobiles/j

ベンツの買取でトラブルを避け信頼できる買取店を選ぶ適切な判断基準

査定額の透明性が高く契約後の不当な価格減額(二重査定)がない店舗を選ぶ

日本の自動車買取業界においては、買い取った車両の不当な「二重査定」が深刻な問題となっています。二重査定とは、買取契約が一度成立し車両を引き渡した後に、業者側がキズや過去の修復歴などを後から指摘し、査定価格の一方的な減額を要求する行為です。独立行政法人国民生活センターにも、「引き渡した車両から傷が見つかったとして数万円減額され、断ると高額な違約金を要求された」というトラブル相談が数多く報告されています。査定を実施する買取業者はプロとしての注意義務を負っており、売却主が意図的に修復歴を隠蔽していない限り、契約締結後に発見された傷や見落としを理由とする一方的な減額要求に応じる法的な決まりはありません。

しかし、法的な知識を持たない消費者が要求を受け入れてしまう事例が絶えません。さらに、消費者庁による景品表示法の運用基準が改正され、中古車の買取取引も規制対象として明確化されるなど、不当な表示や営業手法に対する監視は強まっています。このトラブルを回避するために有効な基準は、仮査定で出した金額から実際の車を見る本査定まで、提示金額を一切変えずに買い取る姿勢を持つ買取店を選ぶことです。

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出典:独立行政法人国民生活センター『増加する中古自動車の売却トラブル』https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230322_2.html

出典:消費者庁『景品表示法』https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/

車両の引き渡しから入金までの期間が短く迅速に取引が完了するかを確認する

買取における契約トラブルのなかで、大きな不安につながるのが車両引き渡し後の「買取代金の未払い・入金遅延」です。車両と必要な書類を渡した後になって、会社の都合などを理由に入金期日を何度も遅らせる事例が存在します。入金の遅れに対する対策は、取引完了と同時にその場で支払いを受けるスピード精算の店舗を選ぶことです。

当社では、現金当日払いを採用しており、車と書類の引き渡しを行ったその日に、その場で現金の決済が終わります。引き渡した後に会社の事情や市場の変化を理由に入金が遅れる事態を防げるため、透明性が高く安心できる取引の形を整えています。

ベンツの買取を9月にスムーズに進めるための具体的な手順

必要書類を事前に準備して決算期の迅速な取引に対応する

決算期となる9月のスピード感のある取引に適応し、自動車税の精算手続きなどを滞りなく行うためには、必要書類を事前に準備しておく必要があります。書類が足りないと手続きが次の月に持ち越され、決算時期の恩恵を受けられなくなる可能性があります。

名義変更等に必要な主な書類は以下の通りです。

– 自動車検査証(車検証):原本。現在の所有者の氏名・住所が記載されているか確認します。

– 印鑑登録証明書(2通):発行から3ヶ月以内のもの。名義変更用と税金還付の委任用に計2通が必要です。

– 実印:譲渡証明書および委任状への押印に使用します。

– 自賠責保険証明書:保険期間が売却日以降も残存している原本を出します。

– 自動車税種別割納税証明書:当年度の納税が確認できる書面です。

– リサイクル券:リサイクル料金を払っていることを証明する紙です。

車検証に記載されている住所と、現在の印鑑証明書の住所が異なる場合は、転居履歴を証明するために住民票の写しなどを追加で用意します。

売却の意思を明確に伝えつつ高圧的な営業戦術には冷静に対処する

複数の会社に査定を頼んだ際、自宅に来た担当者が強引に契約を迫る場合があります。「今すぐ車を置いてくれるなら高く買うが、帰ったら無効にする」と言って居座る行為が問題視されています。帰ってほしいという意思に反して買取店が居座り契約を迫る行為は、消費者契約法に触れるものであり、心理的圧迫から無理に結んでしまった契約は後から取り消すことができます。強引な契約を現場で作らないためには、事前のヒアリングの段階で「今日は複数の価格を比べてから後日結論を出すので、即決はお断りします」と意思をはっきりと伝える方法が有効です。それでも居座る業者に対しては、「これ以上の話はできないのでお引き取りください」と伝えます。

複数回伝えても解決しない場合は、消費生活センターなどに相談の電話をかける旨を相手に伝えることが、冷静に対処する手段になります。

出典:消費者庁『消費者契約法』https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_system/consumer_contract_act/

ベンツの9月買取に関するよくある質問

9月を過ぎるとベンツの買取相場は下がってしまいますか?

9月の決算繁忙期が終わると、中古車市場における会社側の仕入れの勢いが落ち着くため、価格交渉の上乗せ余地は少し縮小する方向に向かいます。また、年末に向けて車の製造年が1年古く扱われるようになるため、秋以降は少しずつ価格が下がる傾向にあります。

ただ、9月を過ぎたからといって、すぐに大きな価格の下落が起きることはあまり考えられません。車の塗装や部品の状態、エンジンの具合などを悪くせずに良い状態を保ち続けることが大切です。焦って無理な契約を結ばないようにするためにも、車の状態を維持することが価値を守る有効な手段になります。

走行距離や傷は9月のベンツ買取査定にどの程度影響しますか?

車についた傷やへこみ、これまでに走った距離は査定の額に影響します。一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)の基準では、傷の大きさや走った距離に応じて、基準の価格から減点方式で計算される仕組みになっています。

ただ、メルセデス・ベンツのような輸入車の場合、一般的な査定の基準だけで評価すると、本来の価値を見落とされる可能性があります。本革シートや純正のホイールなど、車が持つ特別な価値が評価されにくい場合があるためです。特別な価値を正しく評価するために、メルセデス・ベンツに関する専門の知識を持った店舗を選ぶという選択肢もあります。

当社では自社の工場とメルセデス・ベンツ専用のテスターを備えており、一般的な査定基準にとらわれず車が本来持っている価値を正しく見極める体制を整えています。

出典:一般財団法人日本自動車査定協会『中古自動車査定制度』http://www.jaai.or.jp/sateitowa.html

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著者:江端 洋光

マーケティングディレクター

大学卒業後、約10年にわたりサービス開発・運用業務に従事。その後、営業部門へ異動し、顧客への直接的な価値提供に携わる。株式会社クラシックでは、中古買取におけるインターネットマーケティングの支援を中心に活動、その他不動産、ブライダル、EC、各種BtoB事業など、多様な業界において300を超えるウェブサイトの支援経験も積んでいる。豊富な運用実績に基づき、読者の皆様の集客課題解決に貢献できる情報をお届けします。